rarpd

名称
     rarpd — 逆 ARP デーモン

書式
     rarpd -a [-dfsv] [-t directory] rarpd [-dfsv] [-t directory] interface

解説
     rarpd ユーティリティは、 interface に対応するイーサネットについて、逆 ARP 要求に対するサービスを提供します。
     要求を受け付けると、 rarpd はイーサネットアドレスより IP アドレス を、ホスト名を経由して対応づけます。 ホスト名に関しては、
     ethers(5) データベースと hosts(5) データベースの両者に登録されている必要があります。もしホスト名がどちらにも登録
     されてない場合、変換処理は実行されず、返答も行われません。

     デフォルトでは、 (rarpd が動作している) サーバがターゲットを 「ブート」できる場合にのみ要求が受け付けられます; これはすなわち、
     /tftpboot/ipaddr* に該当するファイルもしくはディレクトリ (ここで、 ipaddr は、ターゲットの IP
     アドレスを16進数で記したものです) が存在することを意味します。 例えば、IP アドレス 204.216.27.18 は、
     /tftpboot/CCD81B12 /tftpboot/CCD81B12.SUN3 、あるいは、 /tftpboot/CCD81B12-boot
     が存在する場合のみ、返答されます。 ただし、 -s フラグが指定された場合は、この制約はなくなります(下記参照)。

     通常の動作においては、 rarpd は自分自身を fork し、バックグラウンドプロセスとして 実行します。例外およびエラーについては、発生事象を
     syslog(3) を通じて報告します。

     次のオプションが使用可能です:

     -a      システムに接続されているすべてのイーサネットについて listen() を行ないます。 -a
             が指定されてない場合は、ネットワークインタフェースを指定する必要が あります。

     -d      -f が共に指定された場合、 rarpd は、 syslog(3) 経由の代りに stdout stderr
             へメッセージを記録します。

     -f      rarpd をフォアグラウンドプロセスとして起動します。

     -s      /tftpboot/ipaddr* のあるなしにかかわらず、 イーサネットアドレスと IP アドレスの対応付けがあれば全ての RARP
             要求に対して 応答します。

     -t      tftpd(8)-s オプションと同様、別の tftp ルートディレクトリを /tftpboot へ提供します。 これにより、
             rarpd が選択的に RARP 要求に答え、IP チェックに別のディレクトリを使うようにできます。

     -v      詳細なログを出力します。

関連ファイル
     /etc/ethers
     /etc/hosts
     /tftpboot

関連項目
     bpf(4) Finlayson, R., Mann, T., Mogul, J.C., and Theimer, M., RFC 903:
     Reverse Address Resolution Protocol, June 1984, 4 p.

作者
     Craig Leres <leres@ee.lbl.gov> および Steven McCanne <mccanne@ee.lbl.gov>.
     Lawrence Berkeley Laboratory, University of California, Berkeley, CA.

バグ
     rarpd は、 /etc/ethers で発見されたホスト名の解決に DNS を使用する事も出来ます。 このホスト名が DNS
     には登録されていないが、 /etc/hosts には存在する場合、 DNS への問い合わせのため、RARP の応答に時間がかかる事になります。
     この様な場合は、 nsswitch.conf(5) にて /etc/hosts を先に検索するように設定する事をお薦めします。